特別な食事じゃないとワインは合わせにくい…というイメージは今でも結構残っているような印象を受けます。確かにビールや日本酒に比べると、なんにでも合う!とは言いがたいかもしれません。しかし、普段の食事にワインをプラスすることは十分に可能。普段食べている食事だって、意外とワインに合うこともあるんですよ。
赤ワインに合わせるメニューといえば、やっぱり肉料理を想像する方が多いでしょう。ステーキやハンバーグ、ビーフシチューなどが代表的でしょうか?たしかにそれらのメニューには赤ワインはバッチリ合います。ですが、それだけでは赤ワインを飲む機会が限られてしまいますよね。
ワインの特徴として、要素が同じであれば一見違和感があるような食事とも意外と合うことが挙げられます。スパイシーなものを食べるときにはそのスパイシーな香りや風味が特徴として強い「シラー」という品種のワインを合わせれば「なんだか合わない」と感じる確率がぐっと低くなります。特に胡椒をよく使った料理やカレー味の料理にも合うんですよ~。逆に、渋さが強いものを甘いものと合わせるのもおすすめ。フルボディの重厚な赤ワインにはチョコレートなど甘いモノをセレクトしてみてください。フォンダンショコラなど、口の中がしっかりと甘くなるようなスイーツには酸味と渋みが強めの赤ワインがピッタリ!コーヒーや紅茶とは違う、大人なスイーツの楽しみ方として覚えておくと「デキるな!」と思わせることが出来ます。
白ワインで合うものと言えばやはり海鮮類といったイメージでしょうか?カルパッチョなどのメニューに合わせると美味しいですよね。もちろんこちらももっと幅広く合わせることが可能。口のなかをよりスッキリさせたいのであれば、チーズ系などのこってりメニューと合わせてみてください。ゴルゴンゾーラのパスタやクリームソース系のパスタなどにバッチリ合います。こちらは赤ワインでもいいのですが、白ワインのほうがスッキリ食べることが出来ますよ。我が家ではモツ鍋のときに白ワインを合わせて楽しんでいます。どうしても口の中があぶらっぽくなってしまうので、白ワインでリセットさせることが出来るわけですね。
トマトやアボカドなどの爽やかな酸味のある野菜と合わせるのもおすすめです。だしの効いたメニューにも合うので、和食にもおすすめなのが白ワインですね。もちろんスイーツにも合いますよ。フルーツタルトなど新鮮なフルーツを使ったものはもちろん、いちごなどのベリー系のムースなどにもバッチリ。すべての品種や銘柄に当てはまるわけではありませんが、塩辛のようないわゆる「生臭く感じてしまう」ようなものと合う白ワインだってあります。
「もしかしたらこのメニューはこのワインに合うのでは?」と思いながらワインを選ぶのも楽しみのひとつです。ぜひ日常の食事にもワインを取り入れてみてください!