ワインの産地といえばやっぱりここ、フランスは外せない!

ワインを知る、学ぶ上で絶対に外せないのがフランスでしょう。ワインの有名な産地と言えば?という質問でも必ず名前が上がる「ボルドー」、「ブルゴーニュ」もフランスワインの代表的な産地です。

特に、5大シャトーと言われる「シャトー・ラフィット・ロートシルト」、「シャトー・マルゴー」、「シャトー・ラトゥール」、「シャトー・オー・ブリオン」、「シャトー・ムートン・ロートシルト」。これはすべてボルドーのワインなんですよ。メドック(生産者)の格付けで第一級をもらっているのは今までこの5つだけですので、それだけ価値が高いということなんですね。もう一方の代表的な産地である「ブルゴーニュ」にももちろん有名なワインがあります。「ロマネ・コンティ」という、高級ワインの代名詞として言われるこちらのワインはブルゴーニュ地方の「コート・ド・ニュイ」地区で造られているものです。日本で一番有名なワインかもしれません、「ボジョレー・ヌーボー」もこのブルゴーニュ地方の中の「ボジョレー(ボージョレ)」地区で造られている、「ガメイ」という品種の赤ワインです。

フランスワインはやはりイタリアやスペインのワインと比べるとちょっと値段が高い、というイメージがあります。実際、同じくらいの格付けのものを比べても、フランスワインは3000円前後、イタリアやスペインならば2000円前後で手に入ることも多いため、特に日本では高級なイメージがあるかもしれませんね。ただ、フランスも高級なワインのみをつくっているわけではもちろんなく、テーブルワインとして最適なカジュアルなワインも沢山作っています。

フランスにはワインに関する法律があり、それによって定められた格付けがしっかりとなされています。上に上げましたボルドーやブルゴーニュだけでなく、シャンパーニュ、ロワール、アルザスなど有名な産地はまだまだ沢山あり、フランス全土がワインの有名な産地といっても過言ではないほどです。その中でまた細かく地区にわかれていますので、全てを把握するのは非常に困難と言えるでしょう。それらをしっかりと区別しまとめあげるためにも法律がきちんと制定されているということですね。

原産地を表示しなくてもいい、非常にカジュアルなものから、最高格付であるAOCまで4つに分類されており、AOCのワインは産出されるワインの数に対して非常に格付けされる数が少なく、それゆえクオリティが高いワインばかりです。そのワインの格付けがどうなっているのかはエチケット(ラベル)に必ず記載されていますので、酒屋さんやワインショップなどにいった際はじっくりとエチケットを見てみると面白いでしょう。

高級なものから安価なものまで幅広く、それでいてすべてのワインの元祖と言ってもいい、ベーシックなワインが多いのがフランスです。使われる品種もカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなど、本当に王道なものが多いですよ。