エチケットも大事な情報!酒屋さんにいくのが楽しくなる!!

「エチケット」というものはご存知でしょうか?これは、ワインのボトルに貼られているラベルのことをフランス語で言ったものです。エチケットはワインの顔といってもいいもの。様々なデザインがあって、見ているだけでも楽しいですよね。私もよくジャケ買いならぬ、エチケット買いをすることがとっても多いです。試飲が出来ないと、見た目と品種、ポップくらいしか判断するものがないですからね…。

さて、そんなエチケットですが、その見た目だけでなく沢山の情報が詰まっている、まさにワインの顔というものにふさわしいものなんです。特にフランスワインのエチケットにはしっかりと情報が記載されていますので、文字のみで少しわかりにくいかもしれませんが簡単に解説させていただきますね。

まずは一番大きい文字で書かれているであろうものは、ワインの銘柄です。そして、その下などに「Appellation」や「Controlee」など書かれていた場合、その後に続く言葉が産地になります。これはAOCという表記法にもとづいて書かれているものになります。地区名を強調して書いていることもあります。(ボルドーなど)西暦部分は「ヴィンテージ」と言われるもので、これはわかりやすいと思います。この年に収穫されたぶどうを使っていますよ~、というものですね。これだけでも、「いつのぶどうで作られて、誰がこのワインを作ったのか、このワインはどの地方で作られたものなのか」がわかるようになっているんです。

特にフランスワインの場合、全体的にイメージが近く、シャトーの写真(イラスト)がシンプルな白系のカラーにプリントされ、アクセントカラーとして赤を使うようなものになっています。一見どれも同じものじゃないの?と思ってしまいそうなくらいです(笑)。

対して、イタリアやスペインなどはエチケットひとつとっても非常に個性的で、フランスワインに比べるとデザイン性が高いものが多いです。(これはフランスワインがださいとかそういう意味ではありません。あちらはあちらで完成されている美しさがありますからね!)同じ会社が出しているワインでも、そのイメージに合わせてエチケットを変えたりなどもよくされています。

イタリアワインにもデザインの中できちんと必要な情報は記載してくれています。イタリアワインにはフランスのAOCと同じようにDOCやDOCGという格付けがあり、きちんとラベルに記載されています。殆どの場合、ワイン名の下に小さめサイズのフォントで記載されているかと思います。その下にはぶどうの収穫年、その下には生産者の名前…となっています。

中にはぶどうの品種を記載していることもあり、「どんな地区(産地)で作られてどの品種を使っているのか」がわかれば、自分好みのワインをより探しやすくなりますので、覚えておいて損はないと思いますよ。ただ、見た目やインスピレーションで選ぶのもとっても素敵なことだと思いますけどね!