「赤ワインは渋いから苦手…」それで飲まないのはもったいない!

特に女性からよくきくことなのですが…「赤ワインは渋いから苦手なんです」という言葉。確かに、赤ワインはタンニン(渋み成分)が効いているものもありますので渋いものもあります。だけどだけど、渋いから飲まないというのはとってももったいない!赤ワインは渋いだけじゃないんです!

赤ワインは渋いもの…。自分も確かにそう思っていました。特に赤ワインの代表的な品種である「カベルネ・ソーヴィニヨン」はしっかりとタンニンが効いている、どちらかと言えば「重い」ボディのため、あまりワインに慣れていないうちにカベルネの重いものを飲んでしまうとただ渋いだけで美味しくない!といった感想になりがちなんですよね。ですがちゃんと渋すぎない、女性にもおすすめなワインも沢山あるんです。

個人的におすすめして好評をいただいたのが、「ランブルスコ」という品種です。これはイタリア原産のぶどう品種なのですが、その大きな特徴として「微発泡」があります。赤ワインなのに少しシュワシュワしているんです。もうこれだけで女子が喜びそうな感じはしますよね(笑)。イタリアのワインはフランスのワインとくらべてすぐ飲めるのが特徴ですので、タンニンも強すぎないものが多いです。

しかも、ランブルスコは別名「生ハムと合わせてのむワイン」とも言われています。生ハムはしょっぱいですので、よくメロンやキウイ、いちじくなど甘いフルーツと一緒に食べることも多いですよね?つまり、甘めにつくられているワインが多いんです。シュワシュワしていてちょっと甘め。赤ワインは渋いと思っている方にこそ飲んでいただきたい、素敵なワインです。イメージが覆されるかもしれませんよ!

また、「ピノ・ノワール」という品種もおすすめです。こちらはフランスワインで見かけることも多いですが、世界的によく作られている品種ですので価格帯も幅広く、1000円以下でも飲めることが多いです。ピノ・ノワールの特徴としては繊細で女性的なこと。タンニンももちろん入っていますがガツンと来るものではなく、口当たりが優しい赤ワイン入門モノとしてもおすすめできる品種です。色も澄んでいて、見ているだけでキレイですよ~。ピノ・ノワールの場合、ピノのみで作られたワインと、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローとMIXされたものも多いです。最初は単種から始めるのがいいかもしれませんね。

ある程度タンニンにも慣れてくるようになったら、しっかりと重いカベルネ・ソーヴィニヨンを飲むのがおすすめです。昔はただ渋いだけだったものが、そこに隠された旨味や香りを感じられるようになってくるんです、とっても不思議ですよね。まだカベルネは重いな…と思ったら、イタリアの代表的な品種であるサンジョベーゼや、スペインのテンプラリーニョあたりもおすすめです。タンニンは少し軽めですが旨味がしっかりあり、単純に「うまい!」と言えるものも多く、しかも安価なので家飲みにもピッタリですよ。